安達保「オールドカメラ、オールドレンズによる寄ったり引いたりいろいろ風景」

7/27(火) - 8/1(日)
展示風景
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身近な街の佇まいに見る家や町並みと道路付けとか、家と空き地とか、家やお店の入り口や玄関先とか、物置小屋とその路地とか、窓と道路付けとか、街中の小さな川と歩道とか、樹木とその周りとか……二つの関係の間に織りなす空間を撮影対象としています。

その空間から私に発信する言葉では云い表せないある種の訴え「あゝ いいな」と感じた雰囲気にめぐり合った、その時こそを撮影チャンスと捉えて撮っているつもりです。いろいろな風景を遠くから、7〜8メートル手前から、目の前のすぐ傍から撮影したものです。二つの存在のバランスを気にしながら…

そこは、日々いろいろの方々が生活の糧を得るために一生懸命に働いている”ホット”な場所ではなく、それとは対極にある気兼ねなく過ごせる安らぎ感のある場所です。

私にとって、カメラの本体は絵筆の柄の部分、筆にあたるところがレンズ、レンズを通過する光は絵の具であるととらえて写真を撮っています。ですから、今回の展示物は、街の佇まいを古いカメラにて「絵」として描いたものだと、ご理解いただいてご覧いただければ幸いです。

(安達保)