中込靖成「LANDSCAPES 2005」

11/15(火) - 11/20(日)
展示風景
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私が美術の実践を継続して来て少し見えて来た事は、作品とは思想的な性格(理論的な支持)を持ちながら、単にそれらの絵解き・解説ではなく、作家が様々な外界との接触を通じ、世界の中で自分の位置を確認するという行為や、他者との関わりあいを通じて自己を確かめようとする過程の中から、自分自身の肉体と精神を互いに分ける事無く結び付ける事によって生み出される固有性(オリジナリティ)こそが他者との共有性(普遍性)を持つということです。

このことはロサンゼルスに来た私にとってより鮮明・明確になってきました。多種、多様のバックグラウンドを持った人々の中で自身を明確に示すと言う事は自分自身をいかに深く求める事ができるか(オリジナリティの追求)、ということ以外に方法はないのではないかと考えるようになってきたからです。

(中込靖成)
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