作品紹介
「castoff skin -torso- 」
自己や主体がずるり抜け落ちたような、虚無感や喪失感が空洞として身体の中に存在している。
それは、火葬され、抜け殻となった頭蓋骨と似ている。
しかし身体は、火葬された骨のように乾き、脆く崩れ去ってはならない。
なぜなら身体は、内部と外部の境界として敏感に反応し続けなければならないのである。
つまり、抜け殻としての身体は、たとえ内部が空洞化したとしても、生々しい皮膚として
存在しなければならないのだ。

河邉ありさ
1986
三重県津市出身
2010
日本大学芸術学部美術学科彫刻コース卒業
2012
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻前期博士課程修了
個展
2011
河邉ありさ個展「cast-off skin」(ギャラリィK)
主なグループ展
2011
日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻博士前期課程修了展(アートギャラリー)
第27回北野生涯教育振興会彫刻奨学生受賞者展(芸術資料館)
2010
野口由里子・河邉ありさ二人展「UBIQUITOUS」(A&Dギャラリー)
ヨコハマ/市民が育てる美術展(ランドマークホール)
日本大学芸術学部美術学科彫刻コース卒業制作展(日本大学芸術学部所沢校舎)
新春現代の絵馬展(東邦画廊)
2009
金沢現代彫刻展(犀川緑地)
新春現代の絵馬展(東邦画廊)
2008
新春現代の絵馬展(東邦画廊)
受賞歴
2011
北野生涯教育振興会彫刻奨学生受賞
2010
河野鳥の森ガーデン野外オブジェコンペティション 野鳥の森ガーデン賞
第16回東町商工祭石彫刻展 最優秀賞
グループワーク
2011
BankART AIR Program(BankARTスタジオ)
夏の福袋2010「森塾福袋」(茅ヶ崎市美術館)
森林環境保全式制作活動学習塾(森塾)として参加
06〜12
越後妻有アートトリエンナーレ「脱皮する家」「コロッケハウス」
日本大学芸術学部彫刻コース有志として参加
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