私は読み間違えられる自分の名前が好きではなかった。しかし、自分を好きにならなければ人と対話することができない。名前を好きになろうと、モチーフに花を使うようになった。幼い頃から好きだった色遊びの感覚で花を描くようになり、いつの間にかしっくり馴染むような気がしてきた。自分と対話ができて初めて外との対話ができるのだと思う。そんなひとつの手段である。

小野寺花佳

1988

岩手県生まれ

2008

岩手県立不来方高等学校　普通科芸術学系美工コース　卒業

2012

東北芸術工科大学　美術科洋画コース版画専攻（現・版画コース）卒業

主な活動歴

2009

雑貨屋キャラメルフィールド外壁制作（山形）

2011

あかときいろ　2人展（盛岡/喫茶クラムボン）
第36回全国大学版画展（東京）

2012

ひじおりの灯 HIJIORI Light project 2012（山形）
第18回不来方会美術展（盛岡/市民文化ホール）
Gallery銀座フォレスト・ミニにて個展（東京）

受賞歴

2011

第3回NBCメッシュテック　シルクスクリーン国際版画ビエンナーレ展　佳作

2012

第65回岩手芸術祭美術展　美術部門　入選
第9回全国公募西脇市サムホール大賞展　入選

2013

第42回盛岡芸術祭　部門賞