作品紹介
「Phenamenon-2014049」
作品紹介
人間のもつ機能のなかで、一番いい加減で、曖昧で頼りなく、信用におけないものと感じています。
私は、普段影を用いた写真の制作を行っていますが、人は影だけで提示されると急に実態が不明瞭になり、記憶の中にある近しいものと置き換えようとします。時には、自分で自身を騙すこともあり、極めて不可解な現象です。
しかし、そんな“どうやらこんなことのようだ”と手探りする様は、時に互いをつなぐ手立てを模索する姿にも見えるのです。

入野陽子

東京都生まれ

2012年 京造形大学大学院 美術研究領域 修了
2011
中之条ビエンナーレ(群馬県)
2013
ヤドカリトーキョー秘密の部屋-恋する小石川-(東京都)
第2回 Derby展 Gallery KINGYO
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