秋山 潔 展「Touch the Time・時に触れる」

11/24(火)- 11/29(日)(12:00-19:00 最終日17:00)

「視覚と記憶」という人間の根源的な問題を意識して制作しています。それは視覚だけに留まらずその他の感覚まで取り込みます。風のゆらぎや水のながれ、木々のざわめき、匂いかもしれません。
私は「うつす」という事にこだわり、錆という「版」の表面にまなざしを向けてきました。鉄板や銅板を焼き、塩化アンモニウムを加え腐食させる、それを直接和紙に又は写真をプリントした和紙にうつしとる作品を制作しています。そこには時間に触れる、剥がすという意味、行為があります。腐食によって変容する表情は寡黙で強く、美しく魅力的です。

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展覧会中のブログ


略歴/Brief Biography2010-2015

山梨県富士川町生まれ。

1981年黒ゴムを素材に線のドローイングによる作品を発表、1984年より、版画作品(シルクスクリーン、リトグラフによる)「交錯する線のシリーズ」「腐食する記憶シリーズ」発表、1993年より錆の転写による作品「時の温度、Touch the Time」シリーズを制作、現在に至る。「日仏現代美術展」(東京都美術館、パリ.グランパレ)「現代日本美術展」(東京都美術館、京都市美術館)など個展、グループ展多数。

2015年
「版と型」銀座1丁目ギャラリー(東京)、「ANIMALS」アトリエKアートスペース(横浜)、「SELECT8人展」Galerie SIMON(東京)
「個展」ギャラリーれがろ、Gallery KINGYO(東京)
2014年
「個展」銀座1丁目ギャラリー(東京)、「越境する版表現、版17と東アジアの作家たち」佐喜眞美術館(沖縄、宜野湾市)
2013年
「Inter National Print Exhibition Korea Japan 2013」ギャラリー鴻(東京)「ぶどうの国の版画展」山梨県立美術館、南アルプス市立美術館、「小品展」画廊三彩洞(山梨)
「個展」アトリエKアートスペース(横浜)、ギャラリーれがろ(東京)
2012年
「Post Printmaking」Decline Gallery,Wooyeon Gallery(韓国,大田)
「版17特別展 越境する版表現」東京都美術館
2011年
「版17展」岩崎ミュージアム(横浜)「東関東大震災チャリティ展」アトリエKアートスペース(横浜)Vision's(東京)
2010年
「個展」アトリエKアートスペース(横浜)「日韓国際美術祭Moving Castle」韓国文化院ギャラリー(東京)