サトル.タカダ 個展 ロシアより
2017年12月13日 (水) - 12月22日 (金)  18(月)休廊
12:00〜19:00(最終日17:00まで)


サトル.タカダ 「ロシアに環境彫刻と 日本庭園を創る」

20171025タカダ環境アート
展覧会中のブログ

今回の展示は、2つのテーマで構成されます。

(1)ロシア初の環境彫刻と日本庭園
(2)2017年の立体作品とドローイング

略歴
1943 東京生まれ
1963 - 1968 阿佐ヶ谷美術学園絵画科, 太平洋美術学校彫塑科終了
1990 - 2003 武蔵野美術大学彫刻学科・非常勤講師

レクチャー  東京造形大学、台湾・台北市立芸術大学,ヴェトナム・ハノイ美術大学、
       釜山市立美術館、ペンザ工科大学

個展
1970,1975 村松画廊
1977 ルナミ画廊  
1981, 1986 紀伊国屋画廊
1984 埼玉券立近代美術館・彫刻広場 
1987, 1998 ギャラリー檜
1988 スパイラルガーデン・東京青山
1989 INAXギャラリー
1996 高島屋アートスペース   
2008, 2012, メタルアートミュージアム光の谷

グループ展
1983 第3回北関東美術展・栃木県立美術館, 現代美術の祭典 大賞・埼玉近代美術館
1984,1989 現代茨城美術展・茨城県立美術館 
1985 筑波国際環境美術展・筑波学園
1988 青森青函博記念現代野外彫刻展・青森市 
1989 第6回ヘンリー・ムーア大賞展・美ヶ原高原美術館
1992 大阪トリエンナーレ国際美術展・大阪市  
1993 第15回現代日本彫刻展・宇部市 招待 
1995 機械帝国展・原ミュージアムアーク、渋川 
1997,1999,2001,2003,2006,2013 雨引きの里と彫刻展・茨城 
2000 祈りの美術展・韓国
2002 釜山ビエンナーレ 海の美術展・韓国
2005 New heavy展・神戸市   
1996 -2016 うしく現代美術展
2004 海のアート展・オーストラリア

シンポジューム
1990 美濃加茂国際彫刻シンポジューム・岐阜美濃加茂市
1996 西播磨国際彫刻シンポジューム・ 兵庫県   
1998 PICF 釜山国際彫刻シンポジューム・韓国、釜山市
2004 第6回高雄国際鉄鋼フェスティバル・台湾、高雄市
2005 第2回国際彫刻シンポジューム・ヴェトナム、チョドック
2007 ニューハンプシャー彫刻シンポジューム・アメリカ、ボストン
2010 第20回カミーユ・クローデル記念展・フランス、ラブレス
2011 メーメル国際彫刻シンポジューム・ドイツ、メーメル
2007 - 2013 ペンザ国際彫刻シンポジューム・ロシア、ペンザ
2014 - 2016 日本庭園プロジェクト・”伝説” 彫刻公園 ロシア、ペンザ



その(1)環境彫刻「生命の泉」

タカダは2007年から現在までロシア・ベンザ市にある野外彫刻美術館「Legendにおいて主に国際彫刻シンポジウムに参加をし、毎年大型な彫刻を制作してきた。

2015年から環境彫刻と日本庭園を設計し実施。現在も続行している。 

ロシアと日本との文化・政治等のギャップに当惑しつつも、ロシア人、国情にいつしか親しみ以上の思いを抱きながら思い通りに行かない諸々を抱えている。世界の状況の縮図のようでもある。

日本の現代美術の状況ほ楽観的な無批判的な混沌の流れにあると思われる、別にロシアと比較しているわけではない。日本に於いて最近制作しているテーマは微妙にロシアが私の中に入り込んでいるのかも知れない。寧ろ好んで日本から離れたい心境なのである。 

しかし表現する中には確実に日本人の感性と土俗性がある。 
制作は主に春から秋迄とし冬は積雪約2メートルにもなる厳寒の為に日本に居る。 


上記した様に今進行中のロシアの作品です、湖のほとりにある美術館に設置した高さ10m、幅20m、奥行き20mのステンレス製の抽象形体の作品です。
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上部から泉の様に水が流れ落ちて又湖に川となり流れてゆきます。今回は日本でもこのイメージを見てもらいたく10分の1の模型等も用意して説明を致します。勿論、泉のように湧き滝になり流れる水も使います、そして岩、石等も配して画廊の中で自然を再現したいと思います。又このプロジェクトの概要が分かるように資料等も用意して説明を致します。

その(2) 2017年 作品 「遠い道ー虚無へむかうものたち」 

群衆と自分の孤独 影の人達が彫刻の中にいる、
彼等は遠近感のある形の沸騰点(バニシング・ポイント)に向かい歩いて行く、沈黙が支配している。

彫刻なのか演劇なのか?影達が私を支配している。私は彼等の言うままに作るだけなのだ。

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