コマツバラミワ・サトウアキコ・ハシモトサヤカ「ぼんやり展」

2003年 11/26(水) - 12/1(月)
展示風景
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私の作るもの全てに「生命」という共通のテーマがあるように思います。私の考える「生命」のイメージは温かくて強さの中に優しさがある感じです。きっと誰もが一度は感じたことのあるようなものではないでしょうか。自分では意識していないのですが、そのイメージを表すために自然のぬくもりや強さに引かれ、木や和紙などの素材を選んでいるのかもしれません。これからも素材の良さを生かしつつ作品作りをしていきたいと思います。

(サトウアキコ)
とどまることなく、たえまなく移っていく時間は、私には見ることも触れることもできず、それは、触れてみたいという気持ちに変わりいつの間にか、時間ばかりを制作していました。気づけば、いつもたくさんの時間達に埋もれ、それでもまだ埋もれ……埋もれ。

ひとつひとつが小さいのは、自分の掌を意識しているからで、縫ったり、編んだりするのは衝動をおさえて制作することで決して、はやくないはないおだやかな時間に会えると感じているからです。私はずっと、制作することで会えると信じています。椅子をつくり続けているのも、会いたいというのが本当のところです。

…そして私はまた座る。

まだまだ、まだまだ模索中なのでこれ以上のことは言えません。作品を見てもらうことができれば、やはり今は充分な気がします。つたなすぎてスミマセン。

(コマツバラミワ)
紙が好きなので紙を使って作品をつくっています。
空間をしきることに興味があります。
同じかたちが繰り返しているものに惹かれます。
同じかたちに見えるものでもそれは別のもので、
同じではないことを考えながら作品をつくることが多いです。
今回は「はげしく泣く」「しずかに泣く」をかたちにしたくてつくりました。

(ハシモトサヤカ)