赤塚仁子「なま肉としろい手」

9/21(火) - 9/26(日)
展示風景
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私が描く事は、ある日私のとなりでおこったとふと思うこと。それはいくらでもあることかもしれないし、まったくあり得ないことかもしれない。どんなこともなんとなく曖昧で不確かで雲をつかむような感覚。

ごくあたりまえのことかもしれないのに私を不思議な気持ちにさせること。あるはずのないことがおこったり、当然と思っていた事が実は存在しなかったり、本当のことはいっこうに見えてこない。だから多くの人が悩んで迷う。時にはつくりものの幸せにすがりつく。

私は自分が生きている世界の中で何が正しくて何が間違っているのかまるで見当がつかないけれどずっと本当のことを探してゆきたいと思っている。そんなこともあるかもしれないし、今信じている事が嘘かもしれないから。

もっと自分の目でいろいろなものを見て、感じて、描いて、心の中の曖昧なものを明確にしていけたらと思う。

(赤塚仁子)