石嶋哲彦・藤本均定成「造る」と「作る」
10/16(火) - 10/28(日) 10/22(月)休廊 12:00 - 19:00(最終日17:00まで)
「造る」と「作る」
作品を「つくる」ことを表す時、どの漢字を使うのが適当か迷ってしまいます。
私は、人間の「つくる」精神や行為を表す時には「作」を、それにより「形つくられた」ものを客体化し「造形されたもの」として「造」を用いるのが自然ではないかと考えています。
手作りで粘土を使い作品をつくる時、イメージを持ち作り始めるのですが、手作り故、常に出会いの連続で、作る行為と客体化が繰り返されていく。「作る」と「造る」の積層状態が作品となっていると言えるのではないでしょうか。
石嶋、藤本の二人の作品作りにおいては、イメージや、それとの距離感の持ち方には違いがあります。今回の二人展では各々の作品が何を表現しているのかを問うだけでなく、二人の積層の違いを感じていただければと思っています。
作品を「つくる」ことを表す時、どの漢字を使うのが適当か迷ってしまいます。
私は、人間の「つくる」精神や行為を表す時には「作」を、それにより「形つくられた」ものを客体化し「造形されたもの」として「造」を用いるのが自然ではないかと考えています。
手作りで粘土を使い作品をつくる時、イメージを持ち作り始めるのですが、手作り故、常に出会いの連続で、作る行為と客体化が繰り返されていく。「作る」と「造る」の積層状態が作品となっていると言えるのではないでしょうか。
石嶋、藤本の二人の作品作りにおいては、イメージや、それとの距離感の持ち方には違いがあります。今回の二人展では各々の作品が何を表現しているのかを問うだけでなく、二人の積層の違いを感じていただければと思っています。
石嶋 哲彦
Ishijima Akihiko
個展
グループ展
受賞
Ishijima Akihiko
- 1954
- 東京都に生まれる
- 1974
- 萩にて兼田三左衛門氏に師事
- 1979
- デンマーク王立美術工芸学校に学ぶ
個展
- 1988
- 赤坂乾ギャラリー(東京、同'89、'93)
- 1990
- 西武百貨店渋谷店(東京)
- 1991
- 藤野屋(佐野、同'94、'97、'01)
- 1992
- たち吉(京都、東京、同'00、大阪)
- 1993
- JONAISAKA(益子、同'97、'99、'01)
- 1994
- 東長寺(東京、同'96)
- 2000
- ラ・フォンテ(宇都宮)
ぎゃらりー栗本(長岡) - 2002
- K・PLANETgallery(東京)
- 2003
- 蔵人(益子)
- 2004
- ギャラリー・イン・ザ・ブルー(宇都宮)
- 2006
- ギャラリー手鞠子(水戸)
グループ展
- 1987
- 「日本陶芸展」大丸(東京、同'93、'95、'97、'99、'03、'05、'07)
- 1988
- 「日本伝統工芸展」三越本店(東京)
- 1989
- 「第29回伝統工芸新作展」三越本店(東京)
- 1992
- 「第3回国際陶磁器展美濃'92」 多治見市
- 1993
- 「第2回花の器ビエンナーレ」草月美術館(東京)
「サントリー美術館大賞展'92」サントリー美術館(東京)
「第3回陶芸ビエンナーレ'93」三越(名古屋)
「流動展」アート・スペース・オー(東京) - 1995
- 「天理ビエンナーレ'95」道友社ギャラリー(同‘97)
- 1996
- 「益子陶芸展」陶芸メッセ陶芸美術館(益子、同‘98、'00)
- 1999
- 「陶芸の現在展」高島屋(東京、京都)
- 2000
- 「千年の扉」栃木県立美術館(宇都宮)
- 2001
- 「大阪トリエンナーレ」現代芸術文化センター(大阪)
- 2002
- 「アジア太平洋現代陶芸招待展」鶯歌陶瓷博物館(台北)
- 2003
- 「陶塊展」東海ステーションギャラリー(東海村)
- 2004
- 「世界薪窯招待展」コアカレッジ(アイオワ)
「アール・エポック展」天心記念五浦美術館(北茨城、同'05、'08) - 2005
- 「日仏現代陶芸交流展」キョウハンシックスギャラリー(益子)
- 2007
- 「パリ日本陶芸展」エスパスベルタンポワレギャラリー(パリ)
- 2008
- 「EAST&WEST CLAY WORKS展」陶芸メッセ陶芸美術館(益子)
栃木の現代陶芸「栃木に潜む力」展(益子陶芸美術館) - 2010
- 「陶のかたち㈿」 ぎゃらりー栗本(長岡)
受賞
- 1989
- 「第29回伝統工芸新作展」 日本工芸会賞
- 1993
- 「第2回花の器ビエンナーレ」 大賞
- 1995
- 「天理ビエンナーレ」 準大賞
- 1997
- 「天理ビエンナーレ」 道友社賞
- 2006
- 「芝浦アイランド彫刻コンクール」 優秀賞
藤本 均定成
Hitoshisadanari Fujimoto
個展
グループ展
Hitoshisadanari Fujimoto
- 1951
- 和歌山県和歌山市生まれ
- 1975
- 高松次郎塾に学ぶ
個展
- 1977
- 田村画廊(東京、同'78、'79、'80)
- 1986
- シブヤ西武工芸画廊(東京、同'88)
- 1992
- ときわ画廊(東京、同'94、'97、'98)
- 2002
- 作品歴展 ギャラリー檜(東京)
- 2004
- アートギャラリー環(東京、同'05)
- 2006
- ギフト商品から芸術的商品まで ギャラリーKINGYO(東京)
- 2008
- 茶の心、珈琲の心 六角堂・天心邸(茨城大学五浦美術研究所)
- 2010
- 「藤本均定成の陶芸展」という個展 ギャラリー睦(千葉)
グループ展
- 1975
- 京都アンデパンダン展 京都市美術館
- 1982
- 神戸須磨離宮公園現代彫刻展(神戸)
- 1983
- 無重力展 宮城県立美術館
- 1985
- 筑波国際環境造形シンポジウム(つくば)
- 1987
- 2177 Spiritual(km)展
台北市立美術館(台湾) - 1989
- 未在展 世田谷美術館(東京)
- 1990
- 醸成と作物展 東京都美術館
- 1991
- 笠間における新しい造形美術展
笠間日動美術館(茨城) - 1994
- La Partum ギャラリーKOUKI(パリ)
曲がる空間展 クンストハウス(ニュールンベルグ) - 1996
- ディア・ロゴス 水戸芸術館
バティスカーフ展 オデッサ(ウクライナ) - 1997
- 雨引の里と彫刻(大和村・茨城、同'99)
- 2000
- 中国清華大学2000年国際陶芸交流展(中国美術館)
- 2001
- 9CERAMISTS EXHI 陶土廊(ソウル)
- 2007
- 生を象る、生を彩る(茨城県陶芸美術館)
- 2009
- アートカクテル in 笠間(笠間)
- 2011
- 製作 ステップスギャラリー(東京)