大槻孝之展 Print works

7/3(金) - 18(土)(6.13 月曜休廊)

 私の版画制作は、版画工房OMで彫刻家10人がリトグラフの制作を行ったことがきっかけでした。それはちょうど15年ほど前になりますが、当時は住まいの茨城と東京の間を毎日車で通勤していたので、一日の中で往復200キロを移動する時間を、茨城と東京の二つの空間を結びつける時間や空間を、動く目線で表現できないかということをテーマに、版画を10点制作しました。
 彫刻も同じようなテーマで数点制作しましたが、版画の制作では、ただ単に彫刻のプランや彫刻を作る為のデッサンではなく、彫刻とは別な方法で自分自身を開放していくことができればという思いで、現在も版画の制作を続けています。-大槻孝之

鉄の作家として皆さんご存知の、大槻孝之さんの初めての平面展「Print works」画廊を開けて15年目の記念に、お願いした展覧会です。(扇谷)
route-向こう側へ-VI


route-向こう側へ-III

鉄を高温で熱し急冷すると、表面が収縮し緩やかな三次曲面ができます。造船の技術であるぎょう鉄という方法で鉄の属性を生かして、ここ数年作品を作っています。




時のかさなり 銅板(エッチング.アクアチント)


塊-1  銅板(エッチング.アクアチント)

大槻孝之 略歴

1957 茨城県に生まれる

1979 日本大学芸術学部美術学科卒業
    現在 日本大学芸術学部教授
    日本美術家連盟会員
    埼玉県在住

個展 
2015 「大槻孝之 Printworks」ギャラリーKINGYO(東京)
2014 メタルアートミュージアム光の谷(千葉)
2011 「動く水」プラザ・ギャラリー(東京)
2010 「大槻孝之展」ギャラリーKINGYO(東京)
2007「−満ち潮を待って」メタルアートミュージアム光の谷(千葉)
2004 ギャラリーGAN(東京)
1997 愛宕山画廊(東京)
1990 愛宕山画廊(東京)
1986 愛宕山画廊(東京)
1981 ルナミ画廊(東京)

主なグループ展
2014 21世紀空間思考展(日本橋三越)
    第6回柳瀬荘アート•教育プロジェクト(東京国立博物館 柳瀬荘)
    第30回清瀬美術家展(清瀬市郷土博物館)

2013 21世紀空間思考展(日本橋三越)
   「彫刻の五•七•五—かたちで詠む奥の細道—」
   (沖縄県立芸術大学、宮城県立美術館)
    雨引の里と彫刻2013(茨城県桜川市)
    第29回清瀬美術家展(清瀬市郷土博物館)
2012 21世紀空間思考展(日本橋三越)
    第5回柳瀬荘アート•教育プロジェクト(東京国立博物館 柳瀬荘)
    第28回清瀬美術家展(清瀬市郷土博物館)
    株式会社スタンレー電気コミッションワーク(中目黒本社ビル)
2011 雨引の里と彫刻2011冬のさなかに(茨城県桜川市)
    Art session TUKUBA2011展(つくば市)
2010「直方で出会う鉄たち」New HEAVY in NOGATA(直方谷尾美術館)
2009 ペンザ国際彫刻シンポジウム(ロシア)
    Art Session TSUKUBA2009展(つくば市)
2008 NEW HEAVY展−東京ミーティング−(ギャラリーKINGYO)
    雨引の里と彫刻2008(茨城県桜川市)
2007 現代日本彫刻展(招待出品)山口県宇部市
    現代美術の磁場(つくば市)
2006「雨引の里と彫刻2006」(茨城県桜川市)
   「越後妻有アートトリエンナーレ、脱皮する家の制作に参加」
(新潟県十日町)
2005「NEW HEAVY展」 CUP HOUSE (神戸)
   「つくば美術展−歩く座標」(つくば市)
2003 第5回雨引の里と彫刻(茨城県大和村)
2000 「彫刻家たちのリトグラフ展」(ギャラリーOM、横浜)
1999 第3回雨引の里と彫刻(茨城県大和村)
1998 現代美術の磁場(つくば美術館)
1997 第2回雨引の里と彫刻(茨城県大和村)
    アジア美術展(韓国)
1991 安田火災美術財団奨励賞展(東郷青児美術館)
1989 現代茨城の美術展(茨城近代美術館)
    Party4(浜松町東芝ビル)
1988 Party3(浜松町東芝ビル)
1985 筑波国際環境造形シンポジウム(つくば市)
1984 安田火災美術財団奨励賞展(東郷青児美術館)
1983 第4回北関東美術展(栃木県立美術館)
1980-03 行動美術展(都美術館)

収蔵作品•設置 
安田火災東郷青児美術館〈現•損保ジャパン東郷青児美術館〉
       立川市庁舎、株式会社スタンレー電気
作家ホームページ
http://otsukitakayuki.com/