原憲太郎 【 Adieu au Langage】


原憲太郎展  Adieu au Langage 1F展示
2023年3月28日(火)-4月2日(日)
12:00-19:00(最終日は17:00)

中嶋玉華 書  【古今和歌集・恋歌 】 2F展示
http://sd602kingyo.blog67.fc2.com/blog-entry-1648.html

 

見る行為を可視化する。
人が絵画や写真などを見る時、視線は単純に連続的な線状の糸を平面に這わせるとは考えにくい。
もっと恣意的で曖昧で複雑なものではないかと考えている。
都合よくトリミングをしたり、過去の記憶映像や重ねたり、彩色したり、など
「見ること」は複雑な試行を常に繰り返している。



展覧会中のブログ

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亀山トリエンナーレでの展示

2022年10月30日から11月19日まで三重県亀山市で開催された亀山トリエンナーレ2022に参加。商店街にある化粧品店にて映像作品とインスタレーション作品を展示し、亀山トリエンナーレ2022奨励賞を受賞した。
映像作品は、亀山市で撮影した写真のスライドショーで、それぞれの写真の一部分(山の稜線や植物や建物の輪郭など)を赤いドローイングで¥をアクリル板パネルにトレースし、ほかの写真と重なるよう配置している。
インスタレーション作品は、亀山市で撮影したものを赤の線画に加工し、化粧品のような瓶の中に詰めたものを16点展示した。

公式記録誌掲載の作品コンセプト
・写真は常に過去である。過去は痕跡となり、積み重なり記憶になる。記憶は曖昧で不確実にも拘らず、イマージュに悪戯をする。
2019年秋から2021年夏にかけて亀山で撮影した写真をもとに構成したインスタレーション作品。

亀山トリエンナーレ展示の様子追加分1-1



亀山トリエンナーレ展示の様子追加分2



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亀山トリエンナーレ展示の様子追加分3



亀山トリエンナーレ展示の様子追加分4



原憲太郎(はらけんたろう)

1979年  長崎生まれ
2005年  大阪教育大学大学院修士課程芸術文化専攻修了
     
個展
2004年 「原憲太郎展」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
2007年 「fragments」海岸通ギャラリーCASO(大阪)
2008年 「ウミガラス、何も言わずに」アートスペース虹(京都)
2012年 「植物の自死に関する一考察」神戸アートビレッジセンター(神戸)
2013年 「エクリプス67日間」新宿眼科画廊(東京)
2014年 「tender」キチジョウジギャラリー(東京)
2015年 「swing-by」SAKuRA Gallery(東京)
2017年 「原憲太郎展」GALLERY ART POINT(東京)
2017年 「still」ZULA Art Gallery(東京)
2019年 「透明な酔いと両義的な眼差し」 Gallery NIW(東京)
2020年 「パサージュⅡ」ギャラリーKINGYO(東京)
2020年 「原憲太郎展」GALLERY ART POINT(東京)
2022年 「あめがふるとき」KAF gallery(埼玉)

グループ展
2014年 「千代田芸術祭2014 3331アンデパンダン」Arts Chiyoda 3331(東京)
2016年 二人展「seam-less」ギャラリーKINGYO(東京)
2017年 「YAHAGI’s SENSE展」T-Art Gallery(東京)
2018年 「時は春」ギャラリーKINGYO(東京) グループ展ほか多数
2022年 亀山トリエンナーレ2022 奨励賞受賞