山本博・山本妹子二人展 -木版画(屏風)と飴細工ー


5/16(火)ー5/21 (日) 12:00-19:00 最終日 5時まで

偶然にも同大学出身である義理の父と娘の2人展。
山本博はここ数十年、日本画の花鳥図を意識して木版画を制作。草木や野鳥、昆虫の姿をスケッチし、日常の中に見られる四季折々の自然美を捉える。「扇面散屏風」は特にその傾向が強い作品である。
本展覧会は「屏風」シリーズを中心に展示。それに合わせ山本妹子が江戸時代から続く飴細工技法で制作した鳥や花の飴細工を添える。
山本妹子はガラスと飴の素材は似ている部分が多くあると感じていて、ガラスを学んだ経験を活かして飴細工を制作。日本伝統飴細工や洋菓子飴細工、ガラス工芸技法を取り入れ、飴という同じ素材でありながら例えば石、水、ガラス、陶など異素材の質感を作り出すことをテーマにしている。

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山本 博(やまもと ひろむ)

1947年 福井県に生まれる
1971年 多摩美術大学卒業
1978年 個展開催(東京 以後9回開催)
1990年 第3回ミヤコ版画賞展 スポンサー賞受賞
     第5回高知国際トリエンナーレ展 入選
2010年 群馬県立館林美術館にて「多色木版画摺り体験」の講師を務める
2012年 池袋栗原画廊にて個展開催(以後毎年開催)
       第57回CWAJ現代版画展 出品(同58・59・61・62・63回)
2015年 第6回山本鼎版画大賞展 入選
2016年 鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展 入選
2018年 版画フォーラム2018和紙の里ひがし秩父 埼玉県知事賞受賞
2019年 版画フォーラム2019和紙の里ひがし秩父 大賞受賞
2020年 第19回南島原市セミナリオ現代版画展 準大賞受賞
2023年 鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展 審査委員特別賞受賞

現在 日本美術家連盟会員 神奈川県横浜市在住


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山本 妹子(やまもと まいこ)

東京都生まれ
多摩美術大学工芸科ガラス専攻卒業

2009年 飴細工師“あめ細工吉原”吉原孝洋氏に師事
2012年より2022年まで株式会社あめ細工吉原に飴細工師として勤務

グループ展開催
 恵比寿ギャラリー空箱 (2012年)
 乃木坂ta CRAFT.GALLERY (2013、2018、2021年)

2019年 アメリカ・ニューヨーク Artists&Fleas Williamsburg.Brooklynにて飴細工実演
2022年 飴細工師2代目吉原屋 継承
2023年 「あまいCandy Works」創業