栗原利記 個展 ー記憶の匣ー


11/19(火)ー11/24(日) 
12:00~19:00 最終日17:00迄


私は「記憶の偶像化」をテーマに作品制作を行っている。
これまで自分自身が歩んできた人生の中で起きた出来事や出会ってきたもの、聞いてきた話などの中から、1%でも心が動き、残しておきたいと感じた記憶をモチーフにしてきた。
私にとって「制作」とは、自己表現性の強いものではあるが、素材自身も知らなかった素顔を出していき、自分の生きた証を残していき、時とともに薄れていく記憶に光を取り戻していくという「祈り」のようなものである。
原始の時代の人々が「狩の成功」「子孫繁栄」「死者の追悼」などと、身近な願いを込めて洞窟画を描き、土器や土偶を創造してきたように、人々の切実で深い祈りと芸術は結びついていると考えている。


展覧会中のブログ

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栗原利記 Kazuki KURIHARA

1993年 埼玉県に生まれる。
2013年 学校法人佐藤栄学園 日本美術専門学校彫刻科 卒業
2016年 日本大学藝術学部美術学科彫刻コース 卒業
2018年 日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻 彫刻分野 修了


主な活動
2012年 「第62回埼玉県美術展覧会」FM NACK5賞受賞 埼玉県立近代美術館(埼玉)
    「第11回さいたま市美術展覧会」さいたま市長賞受賞 プラザノース(埼玉)
    「第58回一陽展」国立新美術館(東京)

2016年 「‘ミニ彫刻’展」ギャラリイK(東京)
    「第7回柳瀬荘アート教育プロジェクト-間の共振-」東京国立博物館柳瀬荘(埼玉)
    「SHOW(日本大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻展示)」 TURNER GALLERY(東京)
    「第32回公益財団法人北野生涯教育振興会 彫刻奨学生作品展」 日本大学藝術学部江古田校舎内(東京)

2017年 「藤垈の滝 大窪いやしの杜公園(山梨)」の公園内に石彫作品「生きる姿勢」を常設設置
    「草原小品展 立体の部」GALLERY KINGYO(東京)
    「第5回蔵と現代美術展〜響き合う空間〜」旧山崎家別邸庭園(埼玉)
    「彫刻の五・七・五-かたちで詠む春夏秋冬-」女子美アートミュージアム(神奈川)

2018年 「1000枚Drawing vol.2」GALLERY KINGYO(東京)

2019年 「四人展〜対象と形態〜」銀座K’s Gallery(東京)
    「ornament」GALLERY KINGYO(東京)

2020年 「背景 PartⅡ」ギャラリイK(東京)
    「9月の版画展」GALLERY KINGYO(東京)

2021年 「Mystere Ⅰ」 GALLERY ART POINT(東京)

2022年 「1000枚drawing vol.6」 GALLERY KINGYO(東京)
    「ART POINT Selection Ⅱ」GALLERY ART POINT(東京)
    「美しい時間 Part2」 ギャラリイK(東京)

2023年 「美しい時間 Part2」ギャラリイK(東京)

2024年「1000枚drawing vol.8-B」GALLERY KINGYO(東京)
    「りょう手のひらの彫刻展」 GALLERY KINGYO(東京)
    「栗原利記展-記憶の匣-」個展 GALLERY KINGYO(東京)